広告 第二章「起動と設定」

Blenderを日本語化する方法

Blenderを最初に起動すると、初期画面は英語表記になっています。英語に慣れている人は違和感なく、そのままのBlenderを使用しても良いのですが、英字に慣れていない人は英語酔いをしてしまうかもしれません。

単語を一生懸命に読んで、それを頭の中で日本語に略す。場合によっては翻訳サイトに飛んで意味を調べる。この行為、ものすごく勉強になります。

しかし、制作時間とは別のことで時間を増やしてしまいます。後先を考えると英語表記はメリットがありますが、今はとにかくBlenderというソフトに慣れたい人にはデメリット。

まずはBlenderを日本語化にしてみましょう。

Blender v.4で解説をしていますが、大まかなやり方は他のバージョンでも同じになります。ちなみに、Blender v.2.79以前とは日本語化にするUIが変更されています。

日本語化してBlenderを快適にする

「慣れ親しんでいる日本語でBlenderを操作したほうがわかりやすい」

Blenderには各国の言語に対応しているため、日本語も例外ではなく切り替えることができます。

あるソフトでは日本語に切り替えるために、ツールなどを別除ダウンロードして入れ込む必要がありますが、Blenderではそのような心配はいりません。

Blenderをダウンロードしたときに、各国の言語も同時にダウンロードされています。ソフトの中に日本の言語も入っているため、Blenderの設定画面から簡単に日本語化することが可能です。

それでは変更していきましょう。

Blenderを日本語化する方法1

infoツールバーに格納されている「Edit」をクリックします。すると、画面が下に表示されるので、「Preferences - system settings」を選択しましょう。

 

Blenderを日本語化する方法2

設定画面がポップアップをする形で新規表示されました。左側に項目ボタンがいくつかありますが、日本語にする設定は、一番上にある「Interface」です。

 

Blenderを日本語化する方法3

続いて右の項目をみましょう。いくつか設定項目があります。その中から「Language」を見つけます。簡単ですね。(以前のバージョンでは、チェックを入れる必要がありました)

「Language」ボタンをクリックすると、各国の言語が表示されました。その中にある「Japanese(日本語)」を選択。日本語がない場合には、画面下の「▼」にマウスを移動させてください。スクロールされます。

尚、過去バージョンではまだ英語表示のままだと思います。すぐ下にある「Interface」・「New Data」にチェックをいれましょう。(V.4以降では省略されています)

この時点で、Blenderは日本語がわかる人が操作をしていることを認識しました。ここから、その認識を確定に変える必要があります。

 

Blenderを日本語化する方法4

日本語表記に切り替わったことが確認できると思います。日本語に変わるだけなのですが、慣れ親しんだ安心感に包まれる人も多いのではないでしょうか。

v4.0以降は最初からチェックが入っています。その場合はそのまま次の工程に進みます。チェックが外れている場合には、すべてチェックをします。

  • ツールチップ …ポップアップ解説の日本語化
  • インターフェイス …メニュー・ボタン等の日本語化
  • 報告 …エラー情報など
  • 新規データ …日本語の入力 / 読み込みが可能

 

Blenderを日本語化する方法5

プリファレンスを保存」を押します。もしもこのときにこの手順を省いてしまうと、次回のBlender起動時には英語表記に戻ってしまいます。繰り返し日本語でBlenderを使いたい場合には、「保存」を必ず押すようにしましょう。初期値に戻したい場合には、「初期プリファレンスを読み込む」を押します。

保存を押したら「×」ボタンを押して設定画面を閉じましょう。

 

Blenderを日本語化する方法6

日本語化の完成です。見やすいですね。試しに「ファイル」から「終了」を選択してみましょう。Blenderが閉じます。そして、再びBlenderを起動してください。日本語表記のままBlenderが起動したはずです。

まとめ

Blenderを日本語に切り替えることは簡単にできます。英語表記のまま使用することで英語の勉強ができますが、日本語化することで瞬時にその場所・機能の意味がわかるため、時間短縮に繋がります。

「X」・「Y」・「Z」と3つの座標を持つ3DCGは、なにかと時間がかかる作業が多いため、時間を少しでも短縮しながらモデリングをするのもひとつのテクニックになります。

-第二章「起動と設定」